イラク人によるイラク再生を強調−米英主脳会談
復興レベルでの国連の役割を確認
【ロンドン8日行天慎二】英・北アイルランドのベルファスト郊外で会談したブレア英首相とブッシュ米大統領は八日、首脳会談後に記者会見を開いた。ブレア首相は、「サダムの権力は終えんしつつある」と語るとともに、「イラクはイラク人よって統治される」と述べて、フセイン政権崩壊後のイラク再建にイラク人自身が貢献するように米英両国が支援するとの立場を明確にした。また、イラク復興のために国連が「重要な」役割を果たすことで両国が一致していると述べた。
同首相は、紛争終結後から正式な合法的イラク政権誕生までの移行期に関して「われわれの軍隊は必要以上に長居はしない。法的道義的義務を果たし、国内安定を図る」「できるだけ速やかに移行するためにイラク人を助ける。暫定当局はイラク人によって営まれるが、それは真にイラク国民を代表した政府への道作りをするように設計される」などと語り、暫定政権にイラク人を登用する方針を明らかにした。
ブッシュ大統領は国連の役割に関して、「われわれはイラク建設をしており、国際社会からの支援を必要としている。国連を含めた国際機関とともに働くことを約束している」と語り、国連がイラク再建に重要だとの認識を示した。同大統領は、国連が人道支援だけでなく暫定政権作りなどのあらゆるレベルで関与しうることを認めたが、イラク統治の在り方はイラク人自身が決めることだ、と答えた。