原因不明の肺炎で新種ウイルス―WHO
【ジュネーブ25日時事】世界保健機関(WHO)は二十五日、香港などから世界中に広まった原因不明の肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の患者から採取した検体から、風邪や胃腸炎を引き起こすコロナウイルス科の新種ウイルスが見つかったと発表した。
これまでに、おたふく風邪、麻疹(ましん)などの原因となるパラミクソウイルス科のウイルスが検出されているが、WHOでは「二種類のウイルスがSARSにどのようにかかわっているのかは不明」としている。
二十五日までにWHOに報告があったSARSの患者は十三カ国・地域の四百八十七人で、十七人が死亡。ただ、これには二月半ばまでに三百人以上が発症、五人が死亡したとされる中国は含まれていない。