「フセイン政権崩壊後、米国はイラクの原油輸出を自由市場に」
OPEC専門家、語る
【ウイーン26日小川敏】「国際平和研究所」(IIP)は二十八日、ウイーンでロシア、石油輸出国機構(OPEC)と共催で「油と安全」をテーマに国際シンポジウムを開催するが、基調演説の一人、OPEC専門家のカリン・クナイスル博士は記者会見で「フセイン政権の崩壊後、イラクを統治する米国はイラクの原油を自由市場で輸出する考えだ。それによって、イラクのOPEC離れを加速するとともに、原油価格を抑制、OPECの影響力低下を促進させる戦略だ」と語った。
世界第二位の原油埋蔵量を誇るイラクの原油が生産枠のない自由市場で取引されれば、価格の低下をもたらすのは必至。対イラク戦争で巨額の戦費を支出する米国にとって安価な原油価格は経済の発展に欠かせられない。