イラク戦争でフランスへの観光客激減
【パリ26日安倍雅信】仏観光省は、イラクへの軍事行動が開始されて以来、外国人観光客が減少傾向にあると伝えている。同省によると、例年に比べ、同シーズンで15%から25%、外国からの観光客の飛行機や宿泊施設の予約が減っているということだ。
同局は戦争が始まった場合の典型的な現象で、観光客は様子を見ている状況と分析している。その一方で、予約のキャンセルなどが急上昇している現象は認められず、フランスの観光業界はパニックには陥っていないとしている。米国ではハワイヤン航空が更生法適用を申請するなど、深刻な影響を与えており、フランスも戦争の影響を懸念している。
ベルトラン仏観光閣外相は二十六日、関係者を集めた会議を召集、状況分析と今後の対応を協議している。年間七千万人近くの外国人観光客を集めている世界一の観光大国フランスでは、主要産業の一つでもあり、観光シーズンに突入する時期なだけに、戦争が長引いた場合を懸念する声がすでに挙がっている。昨年はフランスが米国のイラク攻撃の姿勢に批判的だったこともあり、米国人観光客は18%減少した。