ECB、金融市場に流動性も―イラク戦争で
【ベルリン20日豊田剛】欧州中央銀行(ECB)は二十日の定例理事会後、イラク戦争が世界の金融システムを脅かすようであれば、柔軟な金融政策を運用する方針だとする緊急声明を発表した。
ECBは声明で、戦争が世界経済にもたらす影響は、一概に言えないが、その規模と期間によって左右されると指摘。現段階ではユーロ圏への短期・中期な影響を判断することは不可能との見方を示した。
また、緊張状態の下では政策決定者は情勢を見失わないよう注意べきであるとし、長期的な視野で事態の推移を注視するよう求めた。
ECBは二〇〇一年の米同時テロで金融市場が混乱した時、金融システム安定化のために市場に十分な流動性を与えている。