OPEC、安定した原油供給を保証
【ウィーン20日小川敏】ウイーンに本部を置く石油輸出国機構(OPEC)のアルバロ・シルバ・コルデロン事務局長は二十日午後四時(日本時間二十一日午前零時)に緊急記者会見を開き、米英の対イラク戦が始まったことを受け、「今月の緊急総会で合意した内容に従い、必要に応じて原油生産(現日量生産枠二千四百五十万バレル)を増産、消費国に安定した原油供給を保証する」と表明する。
ただし、対イラク戦が短期戦となるとの予想を受け、世界の市場では原油価格が下降傾向にある。そのため、加盟国(イラクを除く10カ国)が増産した場合、価格のさらなる低下も予想される一方、イラクが油田を破壊したり、クウェートの油田がイラクの攻撃を受けた場合などで状況が大きく変わる。それだけに、OPECとしても対応に苦慮するものとみられる。なお、OPEC加盟国の中には緊急総会の開催を求める声も聞かれる。