仏米文化センターの星条旗を撤去―仏
【パリ19日安倍雅信】仏西部ブルターニュ地方の中心都市レンヌ市にある仏米文化センターの星条旗が、イラクへの武力行使が決定的になる中、撤去された。米領事館が近くにある同文化センターでは、撤去した理由を「米国権益施設と誤認され、攻撃を受けないため」としている。レンヌ市では米領事館の星条旗が燃やされる事件が、すでに起こっている。
フランスでは〇一年九月の米国同時多発テロを前後して、イスラム過激派による米国権益施設へのテロが計画されていたことが確認されている。特に在仏米大使館、領事館といった公的機関の建物が標的になっているが、レンヌ仏米文化センターは、米権益施設と誤認され、攻撃や嫌がらせを受けることを懸念している。
仏警察当局は、在仏の米英、イスラエル権益施設やシナゴーグ(ユダヤ教礼拝堂)周辺のみならず、米資本のハンバーガーショップなどでも警戒を強めている。また、イスラム過激派のテロのみならず、反戦過激派集団などの攻撃に対して、警備を強化している。レンヌ市では反戦団体が、戦争開始とともにイラクに滞在、人間の楯となるための集会が行われている。