ブレア首相、下院でイラク参戦声明
議会に毅然たる姿勢求める
【ロンドン18日行天慎二】ブレア英首相は十八日正午過ぎ、英下院でイラク攻撃参戦の是非を問う審議の冒頭に声明を読み上げ、「この対決からいま尻込みすれば、将来の紛争は限りなく悪化し、一層破壊的になろう」「よろめく時ではない。下院が先導して、正しいと分かっていることのために立ち上がることを示す時だ」と語り、議会が毅然たる姿勢でイラクへの武力行使を支持するように要請した。
同首相は、今回のイラク攻撃が及ぼす今後の国際政治への重要性を指摘。「この問題の結果は、イラク政権の運命とフセイン(大統領)によって長年虐げられてきたイラク国民の将来を決定する以上のものだ。英国と世界が二十一世紀の中心的な安全保障と対決する仕方、国連の発展、米欧関係、欧州連合(EU)内の関係、米国の世界への関与の仕方、を決定するだろう」と述べた。
下院(定数六百五十九)では十八日午後十時(日本時間十九日午前七時)にイラク攻撃参戦の採決が行われる。与党労働党の百数十名のほか、野党自民党五十名余りが反対すると見られているが、最大野党の保守党は賛成を表明しており可決される見込みだ。
しかし、与党労働党内ではブレア首相への方針に反対する声が高まっており、十七日辞任したクック下院院内総務に続いて、この日、保健省のハント閣外相と内務省のデハム閣外相の二人が辞任した。ただ、辞任発言をしていたショート国際開発相は辞任を思いとどまった。