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英国国教会・カトリック教会がイラク戦争回避の共同声明

査察の継続と国連決議完全履行求める

 【ロンドン20日行天慎二】英国国教会のロアン・ウィリアムズ・カンタベリー大主教と英カトリック教会のコーマック・マーフィー=オコーナー大司教は二十日に発表された共同声明で、イラク戦争回避の努力を訴えた。

 同声明は「軍事行動に代わるモラル代替物は無行動、受動性、融和あるいは無関心ではあり得ないことをわれわれは認識している」と述べて、単なる反戦平和主義を唱えるだけでは無責任だと指摘。そのうえで、「この危機の中にあるすべてのサイドが国連を通じて完全かつ早急に―続けられている武器査察を含めて―戦争の外傷と悲劇を不必要にし得る、かつそうすべきプロセスにかかわることが重大だ」と語り、国連の査察継続強化とイラク政府の国連決議完全履行によって戦争を回避すべきとの立場を表明した。

 英キリスト教会を代表するこれら二人の最高聖職者の見解は、宗教者の立場から「戦争は最終的手段」との警告を促したものだが、フセイン政権の非人道性を訴えてモラル上からも軍事行動を正当化したいブレア首相を牽制した形だ。なお、同首相は二十一日にローマを訪問し、ローマ法王に謁見することになっている。同首相は英国国教徒だが、シェリー夫人はカトリック教徒で子供たちもカトリックの学校に通っている。

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