仏は対イラク米新決議案の練り直しを示唆
【パリ22日安倍雅信】対イラク「二段階決議方式」を主張しているフランスのドヴィルパン外相は二十二日、米国が二十一日に国連安全保障理事会の理常任理国に提案した新決議草案について「採択までには、多くの仕事が残っている」と語り、草案に練り直しが必要なことを示唆した。
米国が提出した草案では、国連査察団の活動復帰を優先させ、自動的武力行使を削除したものの、査察基準について厳しい条件をつけており、すでにロシアなどが不満を表明している。ドヴィルパン外相は「安保理で採択するには、さらなる進展が不可欠」と語り、米国の草案を批判はしなかったものの、再検討が必要との考えを示した。
同外相はまた、「国際社会は今、イラクへの早期の査察復帰と、大量破壊兵器の武装解除でコンセンサスを得ているが、政権交代については同意していない」と語り、米国がサダム・フセイン政権の転覆を狙っていることには疑問を呈した。