ハクビシンのカゴからSARSウイルス―WHO
中国広東省、飼育売買を全面禁止
【香港16日深川耕治】中国広東省広州を再訪している世界保健機関(WHO)の専門調査団は十六日、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の感染の疑いがある広州市内の女性(20)が従業員として働いていたレストランや同レストランで食材としてていたハクビシンを売買する野生動物の市場にあるハクビシン用の鉄条籠(かご)を検査した結果、SARSのコロナウイルスが発見されたことを明らかにした。
WHO調査団のブレイマン氏によると、ハクビシンがSARSコロナウイルスを保菌していることは明らかだが、そのウイルスがどのようなルートで人に感染したかは不明としている。
一方、SARS感染源として疑われている広州市内のハクビシンを三千四百匹余り処分した中国広東省政府は十六日、一時的にハクビシンの売買禁止令を出していた段階を改め、今後はハクビシンの飼育・売買を期限を区切らず全面禁止する措置を取ったことを明らかにした。