今冬のSARS、感染力弱く特定困難
中国広東省衛生当局が見解
【香港16日深川耕治】今冬発現している中国広東省広州の新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)について広東省衛生庁の王智瓊副庁長は十六日、「感染者の病状が比較的軽く、感染力が弱く、特定が困難」と三つの特徴を指摘した。SARS感染の発現時期が十二月から一月の冬の時期で、昨冬のSARSと同様、感染時期と気候が密接な関係を持っていることも明らかにした。
王副庁長によると、今冬のSARS感染の疑いがある患者は三人とも病状が軽く、回復も比較的早いが、臨床検査や化学実験では昨冬のSARSコロナウイルスと塩基配列が酷似しているものの、完全に一致しておらず、SARSと断定するまで時間がかかり、特定が困難であるとしている。