SARS通報体制の改善求める
WHO、広東省当局に苦言
【香港12日深川耕治】中国広東省衛生庁は十二日、同省広州市で今冬三人目となる新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の疑いがある患者が出たことを公表後、現地を再訪中の世界保健機関(WHO)調査団のブレイマン代表が中国のSARS通報体制の改善を求めていたことを明らかにした。
ブレイマン代表はWHOと中国当局とのSARS通報体制は改善されているが、重要なのはSARS疑い例が出た後、患者や接触した人たちを早急に隔離し、感染経路を追及することだと強調しているという。
同代表はSARS感染疑いの二例目となった広州市内のレストラン従業員の女性(20)について中国当局から同患者のサンプル提供やその化学実験の進行を待機しているところだが、この部分で齟齬(そご)が生じていることに対する不満を示唆している。