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殺鼠剤を大量散布―中国広州

SARS感染源の疑念受け

 【香港12日深川耕治】新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)感染者や疑い例が出ている中国広東省広州市ではこのほど、SARS感染源の一つに疑われているネズミを撲滅するため、市内全域で十d以上の殺鼠(さっそ)剤を散布した。

 散布したのはネズミが少量づつ摂取することによって効果が累積して数日間で死に至らせる抗凝血性殺鼠剤(クマリン系剤)で、専門家らの予想では同剤を摂取したネズミは三−五日後に死ぬため、各地区での死骸処理工作が急務となっている。

 広州市で今冬、最初のSARS感染者となった男性(32)は国営新華社通信の取材に対し、自宅にいたネズミを箸(はし)でつまんで屋外に出したことを明らかにしており、この発言がネズミの大量処分につながっている模様だ。

 広州市内ではSARSの感染源と疑われているハクビシンを一万匹処分することを実行しただけでなく、他の動物にも影響を与えかねない抗凝血性殺鼠剤で、大規模なネズミの処分作戦を展開していることに地元メディアから憂慮する声が上がっている。

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