SARS流入危険期は目前―香港衛生福利食物局長
1、2人の感染事例の流入覚悟
【香港10日深川耕治】香港の楊永強衛生福利食物局長は十日、地元ラジオ番組に出演し、中国広東省広州市で二人目の新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)に感染した疑いのある患者が出たことを受けて「中国本土と香港の人の出入りは激しい時期に入り、SARS感染患者一、二人が香港に流入することも十分あり得る。SARS流入の危険期は目前に来ている」と述べ、香港では今後三週間、SARS感染予防策を強化すると強調した。
楊局長は「エックス線検査だけでは一般的な肺炎とSARSとの見分けが困難。各病院では肺炎患者に関してはSARS感染有無をできるだけ早く測定できるよう検査態勢も強化している」と話した。
一方、香港と隣接する中国広東省深センでは九日、陸路で香港と出入りできる税関三カ所で車両運転手の体温測定と健康検疫カード提出の義務づけを開始した。