新型肺炎の新規感染者1人増−中国
感染者は広東省内の香港人
北京で新たに死者1人増
【香港支局25日】中国衛生省は二十五日、香港、マカオを除く中国本土の新型肺炎(SARS)による死者が前日比一人増の計三百四十八人、感染者は前日比一人増の計五千三百二十七人に達したと発表した。
新たな感染者一人は六月六日、広東省内で「疑い例」と診断されて入院、隔離治療を受けている七十九歳の香港人。香港で感染し、広東省内に滞在した時に発症した。新たな死者一人は北京市民。中国本土の入院患者数は計四十四人で、そのうち北京が三十九人、広東省四人、上海一人となっている。
二十四日、世界保健機関(WHO)から北京の渡航延期勧告と感染地域指定が解除されたが、翌日になって北京で新たな死者一人が出たことや広東省で新規感染者一人を出したことは、中国が諸手を挙げてSARS闘争の「勝利宣言」をするには早急であることを物語っている。
また、香港政府は二十五日、SARSの死者が前日比で増えず二百九十六人、感染者も前日比で増えず計一千七百五十五人のままであることを発表した。入院患者数は計四十人で、そのうち七人が集中治療を受けている重症患者。
一方、台湾衛生署(衛生省)は同日午前、SARSの死者が前日比で増えず計八十四人、感染者も増えず、「感染例」だった一人が排除となったために計六百八十六人となったことを明らかにした。