新型肺炎の新たな感染者ゼロに―中国、香港、台湾
中国本土は新たな死者2人―香港は死者1人増
台湾は8日連続で死者もゼロ
【香港支局5日】中国本土、香港、台湾では五日、新型肺炎(SARS)の新たな感染者が前日比でいずれもゼロとなり、SARS発生以来、初めて三地で新たな感染者がなくなった。
中国衛生省は五日、香港、マカオを除く中国本土のSARS最新統計(同日午前十時現在=日本時間同十一時)を発表し、死者が前日比二人増の計三百三十六人、感染者は前日比で増えず計五千三百二十九人となり、二日連続で新たな感染者は増えなかった。新たな疑似感染者は前日比四人増で広東省二人、北京一人、四川省一人だった。世界保健機関(WHO)中国代表部は五日、「中国とその他の世界各国でのSARS感染はピークを越したとみられる」との見解を示した。
一方、香港政府は五日、SARSの死者が前日比一人増の計二百八十四人、感染者が前日比で増えず計一千七百四十八人に達したと発表。新たな死者一人は七十七歳の慢性疾患を持った女性入院患者だった。入院患者数は前日比五人減の計百二十一人、快復・退院した人は四人増の計一千三百四十三人となり、集中治療を受けている重症患者は二十三人となった。
台湾衛生署(衛生省)は五日午前、台湾のSARS感染者数がSARS感染者と診断されていた患者一人が「非感染」と診断されたことで前日比一人減の計六百七十七人となり、死者数は八日連続で増えずに計八十一人のままだった。