初期対策の未熟さ認める−中国衛生次官
北京でSARS国際シンポ
【香港支局3日】中国の高強衛生次官は三日、北京で始まった新型肺炎(SARS)国際シンポジウムで中国政府のSARS初期対策が未熟であったために広東省から北京、山西省、内モンゴル自治区などに拡散する動きを防げなかったことを認めた。
高次官は初期対策の失敗を教訓として予防、隔離、治療の有効措置を導入したことが、国内の感染状況を沈静化させた要因ととらえ、四月中旬から日ごとに感染者増加数が下がり始め、六月二日の段階で新たな感染者がゼロとなったことを自賛。感染状況が比較的短い期間で沈静化したといっても不安定な状況にあることには変わりがなく、感染拡散が再び起こる可能性もあるとみて警戒体制を持続させる構えを見せた。
同シンポでは東南アジア諸国連合(ASEAN)に加盟している諸国と中国、日本、韓国、世界保健機関(WHO)代表、モンゴル、米国、英国、フランス、カナダなどの衛生担当高官ら百人以上が出席。中国代表としては呉儀副首相兼衛生相が出席し、香港、マカオの衛生担当者や台湾の専門家らも参加している。