SARSの感染爆発、気候との関係濃厚
中国科学院が研究報告
【香港30日深川耕治】中国科学院の最新研究報告によると、新型肺炎(SARS)の感染拡大と気候は関連性があり、感染爆発が起こる時期が気候条件によって変化しており、六月期が感染を防ぐかぎとなる時期だと結論付けている。
華僑向け通信社・中国新聞社によると、中国科学院のSARS研究チームは大量のデータ分析後、地理条件を考慮したSARS感染拡大の危機となる基準を提出、中国内の各エリア別でSARSが流行する気候の危険度レベルを月ごとに明らかにした。
同評価レベルによると、六月から八月までの夏季は中国内でSARSが感染拡大しにくい最も楽観的な時期で、とりわけ七月が危険度レベルが最も低い。七月は青海省都・西寧一帯や甘粛省酒泉一帯を除く大部分の地域が安全期に入り、八月は西寧一帯や内モンゴル自治区の錫林浩特(シリンホト)を中心とする二極エリアだけが危険度レベルの高い地域としている。
九月から十一月までの秋季になると、危険度レベルの高い地域は南下し、九月の危険度レベルの高い地域は遼寧省大連、陝西省延安、甘粛省天水のラインまで下がり、北京や天津もエリア内となっている。十月には山東省青島、天水などを軸として視線盆地一帯まで危険度の高いエリアとなり、上海までそのエリアに含まれる。十一月には黄河以南まで危険度レベルの高いエリアが退潮し、台湾や海南省は安全期に入るとしている。