SARS感染拡大続く台湾
院内感染が深刻化
陽明大学で休校措置も
【香港支局19日】台湾からの報道によると、台湾各地で新型肺炎(SARS)の感染拡大が続き、台北や高雄市内の病院での院内感染が深刻化している。台北市衛生局は十九日、SARS感染者が前日比二十九人増となり、そのうち七人が台湾大学病院の関係者であることを明らかにした。同病院の四人の医療スタッフ、一人の患者付添人が院内感染しているという。
台湾南部・高雄市内の長庚病院では十八日午後から十九日午前にかけて二人が死亡、同病院のSARS死者数は累計十二人となった。高雄県政府地政局に勤める職員の家族四人がSARSに感染していることも明らかになり、同職員の祖父はSARS感染後、長庚病院に入院治療後、死亡している。
台湾の各大学内での感染も深刻化している。教育部の統計では、SARSに疑似感染している嘉義大学の学生一人が十九日午前、死亡。陽明大学では学生一人がSARSに感染した可能性があり、現在隔離中。同大の別の学生一人も熱を出してSARS感染の疑いで隔離され、十九日から一週間、休校措置となった。台湾の国立大学でSARS感染防止のための休校措置を取るのは初めて。