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「北京の公表数値、信頼できる」−SARS

内部告発した中国人医師

 【香港支局17日】新型肺炎(SARS)の感染状況を中国政府が過小報告している秘密主義の実体を内部告発した北京の医師が台湾の中央通信社の取材に応じ、最近の北京市政府が公布している最新統計数値について「信頼できる」と評価し、内部告発後の健在ぶりを強調した。

 中央通信社の取材に応じたのは北京の人民解放軍総医院(三〇一病院)に勤務している蒋彦永医師(72)。蒋医師は、中国政府が軍の秘密主義を盾に軍関係の病院でSARS感染者数や死者数を大幅に隠ぺいして過小報告をした疑惑を先月初旬、文書で内外の報道機関に送り、内外メディアが中国政府に情報開示を迫る形となった。この告発がきっかけとなって先月二十日、SARSの過小実態を認めて修正報告、衛生相と北京市長の更迭につながった。

 その後、蒋医師の消息が伝えられず、その勇気ある医師としての英断を内外メディアが賞賛しつつも中国政府が蒋医師に政治的圧力をかけているのではないか、との懸念が強まっていたが、最近になって中国紙や香港紙などの取材を受けて紙面に健在ぶりをアピール。中国政府が内部告発者を保護しているとのイメージづくりに一役買っている。

 中央通信社電によると、蒋医師は、先月末から中国内でのSARS感染統計が毎日提供され、SARS情報が国内メディアで大々的に報じられるようになったことを歓迎、北京政府が取っている措置について「基本的に正確。最近公布している統計数値も信頼できる」と評価している。内部告発後の自身の生活についても以前と変わらず、「まったく正常」と強調している。

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