関西旅行の台湾医師、SARS感染の疑い
台北市内の病院に隔離、検査中
【香港支局17日】台湾の衛生署(衛生省)は十六日、関西地方を旅行後に台湾に戻った台湾人医師が新型肺炎(SARS)に感染した疑いがあると発表し、日本の外務省と厚生労働省はこの医師の日本での足取りを緊急に調査して感染の可能性がないか確認している。
この医師は、SARSの院内感染が発生した台北市内の馬偕記念病院に勤務。八日、観光ツアーで台北から日本アジア航空218八便で関西国際空港に到着後、大阪、京都、香川、兵庫の各県を観光し、十三日、同航空217便で関西国際空港から台北に戻った。同医師は台北に戻って二日後の十五日、SARSに似た症状が出たため、衛生署は現在、この医師を勤務していた馬偕記念病院内に隔離し、検査中。
同医師が参加した台湾からの観光ツアーには二十七人が参加し、大阪、京都、姫路、小豆島を経由して香川県まで行き、大阪に戻って関西国際空港から台北にもどる五泊六日の団体観光旅行だった。同医師は九日夕方、発熱し、解熱剤を飲んで安定し、ツアーの予定通りを回ったという。
帰りの航空便では日本人九人が同乗したが、同医師の近くの座席に座っていないことが分かっており、外務省や厚生労働省は同乗した日本人九人と連絡を取り、健康調査を急いでいる。