江沢民氏、上海で党中央に激
印国防相と会談、SARS対策強調
【香港27日深川耕治】新華社電によると、中国の江沢民党中央軍事委員会主席は二十六日、上海でインドのフェルナンデス国防相と会談し、国内で広がる新型肺炎(SARS)について「党中央、国務院(政府)は人民に対してハイレベルの責任を負っている」と述べ、胡錦濤新政権がSARS対策で一定の成果を上げ、最終的にはSARSを克服できると確信していることを強調した。SARS情報開示について消極的といわれる中国の最高実力者、江氏がSARS騒ぎが国際化した後、自身の考え方を表明したのは初めて。
江氏はフェルナンデス氏との会談で「中国は、ある一定時期以来、SARSが発生した地域の一つとして人民の身体、健康、生命の安全に脅威が高まった。党中央、国務院は人民に対してハイレベルの責任を負い、体系的な政策を打ち出しており、艱難辛苦の努力を通し、SARS対策で明らかな効果を得てきている」との自信をにじませた。
江氏はSARS対策について、これまで新指導部の影に隠れる形で一切、対外的な露出を控えてきたが、江氏が天安門事件直後、政権を樹立して以来、国益に反する情報をコントロールする政策を取ってきたことがSARS対策で裏目に出たとの強い国内外の非難が出てきていることに対し、今回の発言で胡錦濤新政権に檄(げき)を飛ばすことでけん制した形だ。