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SARSでフィリピン初の死者

カナダで感染、成田経由で帰国

 【マニラ22日梅垣知博】フィリピン保健省は二十一日、カナダから成田経由で今月四日に帰国し十四日に死亡した比人女性(46)が、「新型肺炎(SARS)にかかっていたのはほぼ確実」と発表した。フィリピンでSARSによる死者は初めて。

 同省がこの女性の感染源を調べたところ、SARSに感染した比人女性のルームメートの母親=カナダ在住=と接触があったことが判明した。

 死亡した女性は、トロントの老人ホームで就労しており、三日にトロントを発ち、成田発の日航機で四日にマニラに到着した。その後、熱などの症状が出始め、十二日にルソン島北部パンガシナン州の病院に入院した。SARSの疑いからマニラ市内の病院に運ばれたが、十四日に死亡した。

 同省は、女性から二次感染した疑いのある四人を、モンテルンパ市内の同省熱帯医学研究所に入院させている。また、女性が帰国後に接触した二百五十四人を突き止め、一週間外出を控えるように指示している。

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