死者4人増、感染132人増−中国のSARS
死者86人、感染者1959人に
【香港21日深川耕治】世界保健機関(WHO)は二十一日、中国衛生省から提供された中国本土での新型肺炎(SARS)最新情報として死者が四人増の計八十六人、感染者が百三十二人増の一千九百五十九人に達したことを明らかにした。
新たな死者四人のうち、北京が二人、広東省が一人、内モンゴル自治区が一人だった。新たな感染者百三十二人のうち、北京が百九人、広東省六人、山西省七人、吉林省三人、浙江省三人、甘粛省二人、遼寧省一人、内モンゴル自治区一人。
一方、広東省衛生当局は十六日から二十日までの同省内での新たなSARS感染者数が三十一人、死者二人に達したことを明らかにした。中国衛生省発表の広東省の新たな感染者数が六人としていることと誤差があり、衛生省のWHOに提供した情報自体がいまだに過小数値である可能性もある。
また、WHOの専門調査チームは上海入りして実態調査を開始した。中国側の報告では上海のSARS感染者は十八日までで二人とされるが、上海メディアの報道では二十日までに新たに九人の感染者が出たと報じている。北京での感染情報が過小数値だったことが明らかになり、上海での感染実態にも強い疑いの目が国内外から向けられ始めている。