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北京市のSARS感染者数大幅増

20日の記者会見で発表へ

隠ぺい撤回、数百人規模に

【香港19日深川耕治】中国政府の新型肺炎(SARS)情報開示が実際よりも意図的に少ないとの批判が内外から噴出する中、二十日に予定されている張文康中国衛生相と孟学農北京市長の記者会見で北京市内のSARS感染者数が数百人前後に大幅修正される見通しとなった。

 AFP電によると、北京の外交筋の話として北京市内の実際のSARS感染者数は約五百人に達しており、内部告発や西側メディアによる隠ぺい疑惑報道が過熱する中、中国共産党一党独裁による秘密主義がSARS感染拡大を助長したとの批判をかわせないところまで追い込まれているとの見方が強まっている。

 中国衛生相が世界保健機関(WHO)に提供しているSARS情報によると、中国本土での死者数は六十五人、感染者数は千五百十二人に達しており、北京市では死者四人、感染者四十四人となっている。WHO側はこの報告に偽りがあるとして、実際は感染者が百−二百人程度と指摘していた。

 温家宝中国首相は十八日、北京市内の高校、大学を視察し、SARS感染状況報告について「偽りの報告をした場合、関係指導者の責任を追及する」と述べ、関係機関に報告の正確さを徹底化する指示を行なった。これを受け、北京市政府は市内の各病院に対し、SARS感染の是非を確認する診察を最優先とする責任制度を実施。感染が確認された場合、速やかに指定された専門病院での入院、治療を受けることができる感染者の生命優先の体制となった。十九日、北京市内の各病院責任者を集めたSARS対策会議では、劉淇北京市書記(党中央政治局員)が「北京のどの病院でも患者の診断を拒否することは許されない。SARS感染者の診断を優先し、彼らの生命保護と治療を保証するシステムを確立すべきだ」と強調した。

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