前日比過去最多の12人死亡−香港のSARS
死者81人、感染1358人に
【香港19日深川耕治】香港政府は十九日、新型肺炎(SARS)の死者数が前日比十二人増の八十一人、感染者が三十一人増の千三百五十八人に達したことを明らかにした。一日当たりの死者数が十二人増加したのは過去最多。香港の死者数八十一人は中国の死者数六十五人を超えて各国・地域別では世界最多となっており、SARS感染状況はさらに深刻化する様相だ。
新たな死者十二人は年齢が三十七歳から八十六歳までで、うち七人が長期入院中の患者だった。香港国際空港では同日、出境する人々三万五千四百九十一人に対して体温測定を行った。
また、香港の董建華行政長官は同日、葉劉淑儀(レジーナ・イップ)・香港保安局長らを伴い、深センと接する羅湖税関を視察し、出入境者に対して行っている健康申請カードのチェック状況などを確認。体温測定方法の改善などを指示した。