広東省と香港の病原体は同種−持久戦の闘いに
新たに3人死亡−香港のSARS
死者35人、感染者1108人に
感染者の家屋名、ウェブ上で発表
【香港12日深川耕治】香港政府は十二日、新型肺炎(SARS)の死者が前日比三人増の三十五人、感染者が四十九人増の一千百八人に達したことを明らかにした。新たな死者は六十七歳の男性と三十九歳の男性、三十五歳の女性の三人。新たな感染者四十九人のうち三人が医療スタッフ、十一人が九龍地区のマンション「淘大花園(アモイガーデン)」の住民だった。
衛生署のよると、十二日夜以降、衛生署の公式ウェブサイト(http://www.info.gov.hk/dh/)でSARS感染者の住んでいる家屋を発表、注意を喚起する。香港大学医学部は十二日、記者会見を開き、同大医学部と広州医学院の共同研究で香港のSARS感染者から検出されたウイルスと広東省のSARS感染者から検出されたウイルスが同一種のコロナウイルスであることを明らかにした。
また、香港中文大学の鍾尚志医学部長は十二日、香港ラジオテレビ局の番組に出演し、「SARSは一朝一夕に消滅できるものではなく、心理的な持久戦の覚悟をしておく必要がある」との見通しを述べた。