「SARSの抑制できていない」広州市呼吸病研究所長
【香港支局11日】鍾南山広州市呼吸病研究所長は十一日、北京で記者会見し、「中国本土ではいまだに新型肺炎(SARS)の感染が抑制されているとはいえない」と述べ、中国政府の公式発表とは違う発言として注目を集めている。
鍾所長は「広東省では十日まででSARS感染者が七人増の一千二百三十七人となった。医師の立場から見れば、感染源や病原体がはっきりせず、現段階では感染状況が抑制されているとはいえない」と述べ、中国政府の公式の立場とは違う見解を示した。また、鍾所長は「感染者数の伸び率が減少している点ではSARSのまん延が有効に抑制されて来ているといえるが、感染自体が抑制されているというのは時期尚早だ。台湾の医療関係者とは来月二十三、二十四日の両日、北京でSARSのシンポジウムを開催する際、参加してもらい、研究交流を行う」と述べた。