死者3人増、感染28人増−香港のSARS
死者30人、感染998人に
「まだピークに達せず」WHO
【香港10日深川耕治】香港衛生署は十日、新型肺炎(SARS)による死者が前日比三人増の三十人、感染者が前日比二十八人増の九百九十八人に達したことを明らかにした。
新たな死者三人は、長期入院の末、九日に死亡した六十三歳の男性と四十六歳の女性、十日未明に死亡した七十三歳の男性。新たに感染した二十八人のうち、十二人が医療スタッフで一人が九龍地区マンション「淘大花園(アモイガーデン)」の住民だった。
台湾の中央通信社電によると、すでに国連スタッフの二人がSARSで死亡。世界保健機関(WHO)は国連職員に対して、SARS感染状況や防止措置について特別に勉強会を開いて啓もうしているという。WHOは、世界各地に感染が拡大しているSARSについて「他地域は別として中国、香港はピーク期を過ぎたとはいえない」と分析している。