マンション一棟を隔離−香港
SARS感染が集中
一棟だけで121人集団感染
【香港31日深川耕治】香港政府は三十一日、原因不明の伝染性肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の集団感染が発生した九龍地区の高層マンション「淘大花園」のE棟一棟を三十一日から来月九日までの十日間、隔離し、住民の外出禁止令を発令した。
E棟(三十三階建て、二百六十四戸)の住民約七百人のうち、SARS感染者は三十一日現在で百二十一人。七棟ある高層タワー式マンション「淘大花園」では、延べ二百十三人の住民がSARS感染あるいはその疑いを持たれて入院中となっている。とくに感染者が急増しているのはD棟とE棟で、最も感染数が多いE棟を隔離、空気感染を含めた様々な感染ルートを考慮して徹底した消毒活動が展開されている。