SARS感染者610人、死者15人−香港
死者2人増、感染者80人増
【香港31日深川耕治】香港政府は三十一日、猛威を振るう原因不明の伝染性肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の感染者数が前日より八十人増の六百十人、死者は二人増の十五人に達した、と発表した。
新たな死者二人は心臓病を患った七十九歳の香港人男性と感染後の治療が遅れた六十二歳の香港人男性。新たに感染した八十人のうち六十四人が九龍地区牛頭角の高層マンション「淘大花園」の住民で、残り十六人は医療スタッフや感染者の親族らとなっている。
衛生福利食物局の楊永強局長は「これまでに七十九人が退院し、早期治療さえ受ければ治癒率は九五%」と楽観論を強調するが、一日当たりの感染増加数は六十人前後から八十人に増えており、予断を許さない深刻な状況が続いている。