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北京で反戦反米デモ

無許可で連行されるケースも

北京大学では反戦パネル展

 【香港30日深川耕治】新華社電などによると、三十日、北京市内ではイラク戦争に反対するデモや集会、パネル展が行われた。いずれの抗議デモも公安当局の厳しい監視で規定行動以外は許されず、公安当局による物々しい警戒体制下の不自然さが際だち、無許可デモを決行した中国人数十人は即刻連行された。

 同日午前、北京在住の英米人など外国人ら約二百人は市内の日壇公園に集合し、外国大使館エリアにある米国大使館前を通過してイラク戦争中止を呼びかけた。デモ行進直前、北京市公安当局はデモ参加者に対して規定事項を読み上げ、規定外の行動が厳禁であることを強調。数百人の警官かデモの周囲で厳しい監視を続ける中、デモ参加者らは、米国大使館の新聞文化処前に約一分間留まり、「平和を」「No War」などのシュプレヒコールを挙げ、その後は粛々と行進した。約三十分間のデモ行進ではメディアの取材は許された。

 同日午前、北京大学でも、学生数十人がキャンパス内でイラク戦争に反対する反戦パネル展を行った。当初、百五十人の学生が当局の許可を受けてデモ行進する予定だったが、参加人数が少なく、低調に終わった。

 中国当局がデモを許可したのは、一九九九年五月の在ユーゴスラビア中国大使館誤爆事件で官主導のデモが起こって以来初めて。中国は米英軍のイラク戦争に反対の立場で、国連安保理による解決を主張しているが、国内の治安安定や対米関係重視を優先し、街頭デモは認めていなかった。

 また、同日、市内の繁華街・王府井では、中国人青年数十人がイラク戦争に抗議するデモを行ったが、当局の許可を得ておらず、巡回中の警官に拘束・連行された。

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