アムロジ容疑者の兄弟2人を指名手配−バリ爆弾テロ
事件関与と武器不法所持の容疑で
【バンコク12日内藤毅】インドネシア警察は十二日、バリ爆弾テロ事件に関与した疑いで拘束中のアムロジ容疑者の兄弟二人を同事件の重要参考人として指名手配した。捜査当局の発表によると、これら二人は先月十二日に起こった同事件に関与したほか、武器不法所持の疑いが持たれている。また、十一日にアムロジ容疑者の実家近くで発見されたライフル銃などの火器、弾薬はこの兄弟によって隠匿された可能性が高いという。
現地紙「コンパス」など地元メディアが十二日報じたところによると、捜査当局は十一日午後、アムロジ容疑者の実家がある東ジャワ州テングロンに近い森林で、ビニール管に詰められたM16などのライフル銃5丁とピストル二丁、銃弾五千発、軍服やアムロジ容疑者のパスポートが土中に隠されているのを発見した。これは、アムロジ容疑者との関連で十日に身柄を拘束された森林警備隊員のコモルディン容疑者の自供によるが、今回指名手配されたアムロジ容疑者の弟アル・イムロン、アル・ファウジ両容疑者がこれらの武器を隠したものとみられている。
バリ爆弾テロ捜査本部のマデ・マング・パスティカ本部長はこの日の記者会見で、両容疑者は現在逃亡中だが「すぐに逮捕できると信じる」と述べたが、今回発見された武器がバリ島の爆弾テロで使用された可能性はないとの見解を示している。一方、オーストラリアからの報道によると、アムロジ容疑者が滞在したとされる同島デンパサルのホテルやアパートからは爆弾テロに使われたTNT火薬の痕跡が発見されたという。
アル・イムロン、アル・ファウジ両容疑者はテングロンのイスラム寄宿学校の教師をしていたが、この学校は別件のテロ容疑で逮捕されているアブ・バカル・バシル師と関係するイスラム法学者が校長を務めている。