過激派が連続テロ/インド・アッサム州
襲撃された村民23人が死亡
【ニューデリー支局28日】インド東部のアッサム州で二十七日、民族独立派武装ゲリラの犯行と見られるテロ事件が相次いで発生し、ブータン国境付近の村落では村民二十三人が殺害された。一方、州政府公館も襲撃されており、二十八日現在、同州は治安部隊を出動させ、厳重な警戒態勢に当たっている。
この日午前一時過ぎごろ、正体不明の武装集団が同州コクラジャール地域のダドギリ村を襲撃。目撃者によると犯行グループは家を一軒ずつ襲い、中にいた村民を次々に銃殺し、立ち去ったという。この襲撃で、村民二十人が即死、三人が病院で手当てを受けている最中に死亡したほか、十六人が重軽傷を負った。さらに、虐殺現場に向かう途中の警察車両も武装した男たちに襲われ、警官六人が負傷した。
一方、この日夜になって、今度はアッサム州の州都グワハティで、州政府の大臣や高官が宿泊する施設が何者かによって砲撃を受けた。この攻撃は臼砲によるもので、自動車四台が破壊されたほか、けが人などの被害はでなかった。
一連の事件に対して、アッサム州治安当局は、民族独立派組織「ボド国民民主戦線」もしくは「アソム統一解放戦線」による犯行と断定。これらの組織はブータン国境沿いにある密林を拠点としており、構成員はそれぞれ三千人近くいると見られている。