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アルカイダ関与の見方強まる―バリ島爆弾テロ

ジェマー・イスラミアも浮上

 【クタ(インドネシア・バリ島)15日時事】十二日に起きたインドネシア・バリ島の爆弾テロ事件で、国際テロ組織アルカイダが関与しているのではないかとの見方が強まっている。インドネシア政府のユドヨノ調整相は、「各国と協力して情報収集を行う」と強調し、背後に国外勢力が存在していることを示唆した。

 マトリ国防相は十四日、テロ事件に「アルカイダが関与している」と言明。一方、オーストラリアのダウナー外相は、アルカイダとの関係が深いとされる東南アジアのイスラム過激組織「ジェマー・イスラミア」を名指しで非難している。

 同組織は、東南アジア一帯にまたがるイスラム国家樹立を目指しているとされる。マレーシアやシンガポール、フィリピンでは昨年九月の米同時テロ以降、米関連施設へのテロを計画したとしてメンバーの多くを逮捕してきた。米国などは同組織の摘発をインドネシアにも求めてきたが、同国政府は「国内にテロ組織はない」と突っぱねてきた経緯がある。

 しかし、今回の爆弾テロが、イエメンでの仏タンカー爆発やクウェートでの米兵攻撃に続く事件と位置付けられることや、テロが大規模なことから、国内勢力による単独犯行との見方は少ない。ただ、アルカイダやジェマー・イスラミアが、インドネシア国内のイスラム過激派とどのように連携しているのかについては、「まだ不明な点が多い」(国家警察当局者)のが実情だ。

 東南アジアでは、フィリピンのイスラム根本主義組織アブサヤフなどアルカイダ関連の組織が幾つか指摘されながらも、明確なつながりを示す証拠は出されていない。今回の爆弾テロ事件の真相究明は、各地のイスラム過激派のネットーワークの全容解明につながる作業になる。

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