煙と炎、叫び声−バリ島
大きな爆発音、2キロ先からも
【ジャカルタ13日時事】煙と炎に包まれ、至るところで聞こえる叫び声−。インドネシアの有名な観光地バリ島で十二日深夜、週末でにぎわう繁華街のディスコを襲った爆弾テロは、休暇を楽しむ外国人観光客らをパニックに陥れた。邦人女性も巻き込まれ、やけどを負った。
このディスコは、同島南部のリゾート地クタの中心地にある。二階にいた邦人女性観光客は「一階で突然大きな爆発があり、煙と炎に包まれた」と当時の様子を語った。この爆発で建物は炎上。爆風で周辺の建物の一部が壊れ、火災は一帯に広がった。
逃げ惑う人と、はぐれた友人を探す観光客らが入り乱れ、一帯は大混乱に。こうした中、クタ東方のサヌールにある米領事館から二百メートル離れた地点で再び爆発があった。約二キロ離れた場所にいたという地元の男性は「あまりの大きな音に驚いた」と地元メディアに証言した。
在スラバヤの日本総領事館デンパサル(バリ州の州都)出張駐在員事務所は、負傷者の収容された三カ所の病院に職員を派遣し、死傷者の中に邦人がいるかどうかの確認に夜通し追われた。