マンデラ氏、米英首脳を強く非難
【ヨハネスブルク31日長野康彦】南アフリカのネルソン・マンデラ前大統領は三十日、ヨハネスブルクで講演し、イラクへの攻撃準備を進める米英両首脳を激しい語調で批判した。
マンデラ氏はブッシュ米大統領を「傲慢で近視眼的」とバッサリ。「先見性がなく、的確な判断に欠け、世界をホロコースト化しようとしている」とイラク攻撃に際し単独行動も辞さないとするブッシュ大統領を痛烈に批判した。
同氏はまた、英国のブレア首相を「米国の外務大臣に成り下がった」と酷評。米英両首脳は国連のアナン事務総長をないがしろにしており、その背後には人種的偏見がある、との見解を述べた。
さらに米国が広島と長崎に原爆を落としたことに触れ、「そういう国に世界を監視する道徳的権限はない」としながら、米国民をはじめ世界各国首脳はブッシュ大統領に対して大規模な抗議行動を起こすべき、との主張を展開した。