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平成25年2月23日

尖閣への挑戦容認できぬ−首相、ワシントンの戦略国際問題研究所で演説


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安倍晋三首相
 【ワシントン時事】訪米中の安倍晋三首相は22日夕(日本時間23日朝)、ワシントンの戦略国際問題研究所(CSIS)で演説し、中国による尖閣諸島周辺の領海・領空侵犯について「尖閣諸島が日本の領土だということは歴史的にも法的にも明らかだ。何であれ挑戦を容認することなどできない」と訴える。また、「日本は二流国家にならない」と、日本再生への決意を表明する。

 首相は日本政府が尖閣諸島を領土に編入した年と、中国、台湾が尖閣の領有権を主張し始めた年の二つの年号を挙げ、「1895年から1971年までの間、日本の主権に対する挑戦など誰からも出てきていない」と指摘。「日米同盟の堅固さに誰も疑いを抱くべきではない」と中国をけん制する。日本政府は尖閣をめぐる領土問題は存在しないとの立場だが、中国の対外宣伝活動に対抗するには、日本の立場を積極的に説明するのが得策と判断したとみられる。

 一方で首相は「(日中対立を)エスカレートさせようとはつゆほども思っていない。ドアは中国指導者のため常に開いている」と、冷静に対応する姿勢も示す。

 北朝鮮の核・ミサイル開発も取り上げ、「野望実現を阻まなくてはならない」と強調。「日本はグローバルコモンズ(国際公共財)の守護者であり続ける」と述べ、民主主義など価値観を共有する米韓などとの連携重視を説明する。さらに「日本はルールのプロモーターとして主導的な地位にあらねばならない」として、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加への積極姿勢をにじませる。

 演説は「ジャパン・イズ・バック(日本は戻った)」と題し、英語で行われる。



首 相 演 説 骨 子

 一、尖閣諸島への挑戦は容認できない
 一、中国指導者にドアは開いている
 一、日米同盟は堅固
 一、北朝鮮の野望実現を阻む
 一、日本は二流国家にならない
 一、国際ルール作りを主導
 一、日本は国際公共財の守護者
(ワシントン時事)


安 倍 首 相 の 演 説 要 旨

 【ワシントン時事】22日(日本時間23日)に行われる安倍晋三首相の演説要旨は次の通り。

 日本は二流国家にはならない。ルールのプロモーターとして主導的な地位にあらねばならない。グローバルコモンズ(国際公共財)の守護者であり続けなければならない。米国、韓国、オーストラリアなど志を同じくする一円の民主主義各国と今まで以上に力を合わせなくてはならない。

 テロとの戦いで頼りになるパートナーでなくてはならない。アルジェリアで10人の日本人、3人の米国人が殺された今、決意はより強いものとなっている。

 北朝鮮が核・ミサイル開発を諦め、拉致した全ての国民を解放しない限り、およそ報奨めいたものを与えるわけにはいかない。日本は米、韓その他の諸国、国連とうむことなく働き、北朝鮮が野望を実現するのを阻まなくてはならない。

 アベノミクスはデフレを取り除くためのものだ。じき日本は輸出を増やすが、輸入がそれに連れて増加する。米国は利益を享受する第1の国だろうし、中国、インド、インドネシアが後に続くだろう。

 尖閣諸島が日本の領土であることは歴史的にも法的にも明らかだ。1895年から1971年までの間、日本の主権に対する挑戦など誰からも出てきていない。今も未来も何であれ挑戦を容認することなどできない。日米同盟の堅固さについて誰も疑いを抱くべきではない。(日中対立を)エスカレートさせようとはつゆほども思っていない。ドアは中国指導者のため常に開いている。

 私の課題は日本を世界で2番目に大きなエマージングマーケット(成長市場)にすることだ。地域と世界にとって今までにも増して頼りがいのあるパートナー国にすることだ。日本は戻ってきた。私の国を頼りにし続けてほしい。



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