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平成21年8月29日

新型インフルの流行ピーク時、1日当たり76万人発症−厚労省試算

入院患者4万6400人に

 厚生労働省は28日、国内における新型インフルエンザの流行について、感染者数の増加ペースなどを試算した「流行シナリオ」をまとめた。罹患(りかん)率を20%とした場合、最高で1日当たり約76万人の患者が発生するほか、ピーク時の入院患者は4万6400人に上るという。

 同省は都道府県に対し、年齢構成など地域特性を加味した試算を同日付で要請。その結果を基に必要な病床数などを把握した上で、9月中旬までに医療体制の確保状況を報告するよう求めた。

 国内外の流行状況などを参考に、数理モデルを使って試算した。同省は「仮定のシナリオで実際の流行を予測したものではない。ウイルスの変化などで数値は高くなる可能性もある」としている。

 試算では、新型インフルエンザに感染、発症する罹患率を20%、入院率を1・5%、重症化率を0・15%と想定。それぞれ30%、2・5%、0・5%と高めに見積もった試算も行った。

 罹患率を20%とした場合、起算日から9週目に流行のピークが訪れ、1日当たりの新規患者は約76万人に達すると指摘。以降は減少に転じ、19週目で終息するとした。試算上、現時点は2〜3週目に当たるとみられる。

 入院患者数は10週目で最多となり、全国で4万6400人に上り、罹患率30%の場合は約7万人に増える。入院患者のうち、死亡例が相次ぐ高齢者が約24%を占めた。

 新型インフルエンザの患者総数は罹患率20%で約2500万人になる計算。2001〜05年の季節性インフルエンザの患者数は年間754万〜1686万人(推計)だったが、同省は「通常の2倍程度の患者が発生するとして、罹患率を設定した」としている。



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