平成20年10月30日
日本シリーズ、いざGL決戦(上)
若さに懸ける西武投手陣

日本シリーズ進出を決めた25日の中日戦でも勝ち越し2ランを放った巨人のラミレス=東京ドーム
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6年ぶりの対決となった巨人−西武の日本シリーズ。ともにチーム総得点と総本塁打数がリーグトップと、攻撃力が売り物だ。その強力打線に、相手バッテリーがどう立ち向かうのか。また、現役時代に中心選手としてシリーズを戦った経験を持つ両監督にも迫る。
◇正攻法の一発封じ
日本シリーズでは、特定の打者への対策が勝負のポイントを握る例も多い。1995年にヤクルトがイチロー(オリックス)を封じて流れをつかみ、巨人−西武の対戦では、83 年に西武がスミスを抑え込んだことが日本一につながった。
今回はどうか。セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)第2ステージをテレビで観戦した西武の細川捕手は、巨人打線の印象を尋ねられるとこう言った。「打線ですか? ラミレスがいるから打線になっていますけどね」
巨人のチーム三冠王ラミレスには、西武も交流戦で14 打数5安打4打点と打たれ、唯一敗れた6月8日の戦いでは、八回に決勝の適時二塁打を浴びた。ただ、セCS第2ステージでも第4戦の決勝弾を含む2本塁打を放ったラミレスに、アーチは許していない。
「やはり警戒するのは一発。内角と低めを丁寧に突く。正攻法です」と細川。ラミレスの一発が出れば勢いづく巨人打線。それを封じて打線を寸断、ダメージを最小限にとどめる狙いだ。
小野投手コーチは、巨人打線の層の厚さに目を光らせる。「右(投手)のときは左を並べ、左のときは右を並べる。怖い打線だよ。交流戦時よりも強くなっていることは確か」
涌井、岸、帆足ら、シリーズの経験が皆無かほとんどない先発陣に、小野コーチは「自分がMVPを取るくらいの気持ちでマウンドに立ってほしい。いつも通りの投球をしてくれたら」と期待する。若さに加え、西口、石井一らベテランも顔をそろえる先発投手陣で、相手強力打線に対抗したい。