平成20年10月30日
激戦州で懸命の攻防−2008米大統領選
有名配管工−マケイン氏を応援
【ワシントン29日時事】米大統領選の共和党マケイン、民主党オバマ両候補は十一月四日の投票に向け、勝敗を左右する激戦州を押さえようと懸命の攻防を展開している。有権者の関心の高い経済政策に的を絞り、支持獲得を狙う。
政治情報サイト、リアル・クリア・ポリティクスによると、両候補の支持率はミズーリ、フロリダ、インディアナ、ノースカロライナ各州で伯仲。
一方、オハイオ、バージニア、ペンシルベニア各州では、オバマ氏が6ポイント以上の差をつけている。
マケイン氏は二十八日、巻き返しを狙うペンシルベニア州の中部ハーシーをペイリン副大統領候補と共に遊説し、オバマ氏が掲げる富裕層減税廃止の公約をやり玉に挙げ、「彼は成功者に罰を与えようとしている」と厳しく批判。「われわれが勝って、批評家たちの鼻を明かしてやろう」と気勢を上げた。
また、マケイン陣営がオハイオ州で開いた集会では、オバマ氏に増税反対を直訴したことを候補者討論会で紹介されて一躍有名になった「配管工のジョー」ことジョー・ワーゼルバッカーさんが応援演説。「オバマ氏の経済政策で米国が社会主義国のようになるのを恐れている」と訴えた。
一方、オバマ氏は雨の中、ペンシルベニア州チェスターの屋外会場に九千人を集めて演説。マケイン氏の経済政策はブッシュ政権と同様だと強調するとともに、「投票日も献身的に行動してくれれば、米国に必ず変革をもたらすことができる」と語った。二十九日にはクリントン前大統領とフロリダ州を遊説する予定だ。