明日へのノート

動物の出産・子育てに学ぶ

警察は昨年、虐待の疑いで児童相談所に通告した子供の数が初めて12万人を超えたという。このニュースを聞いてかつて取材した小児科医(女性)の話を思い出した。「自分が生んだ赤ちゃんを『可愛(かわい)いと思えない』と苦しむ若い母親が増えている」

中村哲医師が遺したもの

2019年12月、アフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師を支えた藤田千代子という看護師がいる。

春の風邪で味覚が麻痺

東京の桜の開花宣言が今年は3月29日になった。平年より5日遅く、昨年と比べると15日も遅いのだという。

白秋童謡の散歩道を歩く

「赤い鳥小鳥」「待ちぼうけ」「ペチカ」「揺籃(ゆりかご)のうた」など、生涯で1200編もの童謡を創作した北原白秋もその一人。童謡の半分は小田原の地で創作したと言われる。

小学の卒業式、袴姿が人気とか

よく利用する整体院で腰をもんでもらっていたら、隣のベッドからこんな会話が聞こえてきた。

「こどもまんなか」への懸念

NHK朝ドラ「ブギウギ」で先週、主人公が娘の愛子を日本に残し4カ月のアメリカ公演を決意する場面があった。母親が子供を預けて長く家を空けるなど、当時は社会が許さなかった。母子は一体だった。

ブルーライトの功罪

小学校高学年の頃、ブルー(青)は憧れの色だった。ポール・モーリア版の日本語歌詞の「恋はみずいろ」をテレビで聞いて、どこまでも青い空と青い海が地平線で溶け合うという、とても印象的な西欧音楽に魅了されたためだ。今と違いインターネットもなく、西欧の情報自体が乏しい中、山に囲まれた田舎育ちの筆者にとっては人生初の“西欧との遭遇”だった。

自然災害の国に生きる

能登半島地震から、もうすぐ2カ月を迎える。水道や道路などインフラの復旧が進まず、被災者の生活再建や事業再開にはまだ遠い道のりがある。

「桜咲く」かつて公衆電話いまX

受験シーズン真っ只中(ただなか)。すでに高校・大学の合格発表が始まり、X(旧ツイッター)では合格を知らせる「桜咲く」が飛び交い始めている。そこで思うのは、筆者が経験した昭和の合格発表風景との様変わりだ。

公立校の共学化論争再燃

埼玉県で公立高校の共学化論争が再燃している。昨年8月、県の男女共同参画苦情処理委員が県教委に共学化の早期実現を勧告したことから、県教委が保護者や卒業生に意見聴取する動きに発展した。

「出る喜び」の思い出

最近、息子や娘が住むアパートを訪ねると、必ず聞くのが「トイレは座って使うように」という注意だ。最初の頃は聞き流していたが、いったん清潔に使うことへの関心を持ち始めると、自宅でも意外と床を拭き取ることが多くなって、息子や娘のアパートでは座って小用をするようになった。

不妊治療は福音か?

晩婚・晩産化により、体外受精を受ける人が増えている。2022年度から、不妊治療が保険適用になったことが大きい。

十三回忌の法要は珍しい?

小中学校の同級生の十三回忌法要に参列した。お墓がある埼玉県内の霊園施設に集まったのは、施主である奥さん、子供3人とその家族、それに筆者を含めた同級生6人。奥さんも同じ学校の同級生。そこに、曹洞宗のお坊さんに来ていただいてお経を上げてもらった。

年賀状、悲喜こもごも

年々、スマートフォンで送るデジタル年賀状が増えている。2024年用年賀はがき印刷枚数は14億4千万枚と前年より12%も減った。

わが家の防災対策は大丈夫?

元日の午後4時すぎ、能登半島を中心に最大震度7の地震が襲い、おとそ気分が吹き飛んでしまった。その後も地震や津波が断続的に震災地域を襲い、輪島などは大火にも見舞われた。

2024年の先に来る社会

年の末になると、未来予測の本や雑誌が書店に並ぶ。2024年は予想以上に激動の年になりそうだ。年明け1月に台湾総統選、3月露大統領選、7~8月パリ五輪、11月米大統領選と大きな行事が続く。結果次第で世界の情勢が大きく動く年になるという予想だ。

サンタに求められる気配り

もうすぐクリスマス。闘病中の子供たちが入院する医療施設など、各地の子供関連施設では、サンタクロースが一足早くプレゼントを配るなどしながら笑顔を振りまいている。

高齢者のデジタル難民

最近、小さな美容院に行ったら、紙の雑誌が消え、タブレット端末で雑誌が読めるようになっていたので驚いた。ただ、70歳を過ぎた人がタブレット端末を使いこなせるかというと微妙だ。スーパーのセルフレジやレストランのタッチパネル式のセルフ注文など、デジタル化に戸惑いを覚える高齢者は多い。

旅先のトラブル癖は治らない?

先日、私用で韓国に行ってきた。コロナ禍を挟んで、ほぼ4年ぶりだ。夜10時近くに金浦空港に到着したが、出国手続きで長く待たされて、空港近くのホテルに着いたのは深夜11時半ごろだった。

難題多い「誰でも通園」

小欄(6月27日付)でも書いたが、親の就労要件を問わない「こども誰でも通園」のモデル事業がスタートし、さまざまな課題が浮き彫りになってきた。

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