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- 『虫たちの生き残り戦略』 安富和男著 2002.6.29
この世は生存競争社会で、出世争いからリストラの恐怖に怯(おび)えるなどストレスが募るが、虫たちの世界はもっと生き残りにかける競争は激しい。本書は、そんな虫たちの生き残りをかけた世界を垣間見せてくれる。四億年の歴史をもつ昆虫類は、環境へ巧みに適応し、姿形や生活様式をさまざまに進化させてきた。一見不可解な振る舞いにも、生き残りをかけた驚くべき知恵が隠されている。
- 何の因果で ナンシー関著 2002.6.28
これは、評者の勝手な思い込みかもしれないが、書いた内容にどんな批判があろうと、誰がなんと言おうと私にゃ、あんたの唯一の理解者よ、と思わせるコラムがあった。それがナンシー関のコラムだった。
ところが、彼女の急死を告げる各紙の死亡欄そして、その後の死を惜しむ記事や特集が出るに及び、自分だけが彼女の熱烈な「理解者」ではなかったのだ、という、一抹の寂寥(せきりょう)感を感じたのである。
- マーク・トウェイン新研究 有馬容子著 2002.6.27
マーク・トウェインは、『トム・ソーヤーの冒険』『ハックルベリー・フィンの冒険』の作家として知られている。その健康的なユーモアとアメリカのフロンティア・スピリットを象徴する前向きな思想は、アメリカの黄金時代をそのまま表していたとも言えるだろう。
- 江戸の化粧 渡辺信一郎著 2002.6.26
いつの時代であっても、女性の化粧に対する思いは変わらないようだ。自分を美しく見せるための努力を惜しまない。
では、現代のようにエステやしゃれた化粧品などのなかった江戸時代、女性はどんな化粧をしていたのだろうか。本書は、それを古川柳を通して明らかにしていく。川柳は当時の風俗を如実に映しているので、化粧風俗や化粧品の材料を教えてくれる。
- 『斬られ権佐』を読む 宇江佐真理著 2002.6.25
捕物帳は、欧米のミステリーの探偵役を岡っ引きに代えたものだが、岡本綺堂の「半七捕物帖」以来、さまざまなバリエーションで描かれている。それこそあらゆる職業の主人公が出尽くしたといっていいだろう。
だが、それはこのジャンルをマンネリにさせたかというと、一部はそういうこともあろうが、逆にこの分野を豊かなものとして花開かせるものともなったといえるかもしれない。次々と魅力のあるシリーズが出現しているからだ。
- 『李朝 暗行御史霊遊記』 中内かなみ著 2002.6.24
平安時代の陰陽師・安倍晴明がブームになっているが、先行きの見通しのつかない現代人の精神的な不安を映しているのかもしれない。オカルト的なものへの興味、ホラー小説の隆盛は、社会の混乱と殺伐な事件などと無関係ではないだろう。
- アンダルシアの農園ぐらし クリス・スチュアート著 2002.6.22
イギリス人のアンダルシアへの憧れは、尋常ではないようだ。あの「コスタ・デル・ソル」と命名したのもイギリス人だとのこと。さもありなん。イギリスは北国だから。秋から冬にかけて、ほぼ毎日の氷雨。短い日照時間。あいさつがわりの天気の話題……。
- 明治時代は謎だらけ 横田順彌著 2002.6.21
- 古典の中の親子像 中里富美雄著 2002.6.20
- 『それでも私は腐敗と闘う』を読む イングリッド・ベタンクール著 2002.6.19
- 『メダカが田んぼに帰った日』 金丸 弘美著 2002.6.18
- 『海外コリアン』 朴 三石著 2002.6.17
- 『映画でハングル』 窪田守弘編著 2002.6.15
- 大学は生まれ変われるか 喜多村和之著 2002.6.14
- 鬼平と出世 山本博文著 2002.6.13
- 梅原猛の授業 仏教 梅原 猛著 2002.6.12
- 『実戦 小説の作法』を読む 佐藤洋二郎著 2002.6.11
- 『水戸光圀語録』 鈴木一夫著 2002.6.10
- 東京本遊覧記 坂崎重盛著 2002.6.8
- 童話作家はいかが 斉藤 洋著 2002.6.7
- 西域探検の世紀 金子民雄著 2002.6.6
- 『亡命者 ジョウゼフ・コンラッドの世界』を読む 吉岡栄一著 2002.6.5
- 『アマテラスの誕生』 筑紫申真著 2002.6.3
- 蝶の舌 マヌエル・リバス著 2002.6.1
- 痛みの治療 後藤文夫著 2002.5.31
- 東北ことば 読売新聞地方部著 2002.5.30

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