『映画でハングル』
窪田守弘編著
楽しみながら自然に習得
ワールドカップ日韓共催で、世界中からサッカーファンが訪れている。いながらにして国際交流といった感じだが、その中にあって、日本では韓国文化への関心が高まり、ハングルを学びたいという傾向が強くなっているようだ。
しかし、語学を学ぶという点においては、日本人はあまり上手とはいえない。さまざまな語学教材や入門書が出ているが、どれもまだ帯に短し、タスキに長し、の感を禁じ得ない。もっと気楽に楽しみながら学ぶ方法はないのか、という点で、画期的な本書が出た。
韓国映画を見ながら、あるいはそのストーリーやセリフを本で楽しみながら、自然にハングルが身についてくるという趣向だ。ハリウッド映画の字幕を見ながら、英語を習得したという人は少なくないから、この方法は案外、役に立つかもしれない。
といって、語学だけではなく、あまり知られていない韓国映画の紹介という面もあって便利だ。韓国映画自体も、「シュリ」などがヒットし、少しは知られてきているが、そのほかの作品はまだまだという現状だが、本書には三十本の韓国映画が紹介されている。
(南雲堂フェニックス 本体一、六〇〇円)

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