特集・米中間選挙

08年の大統領選に影響も

ケリー議員の失言−米中間選挙

 【ワシントン2日時事】米中間選挙の最終盤になって飛び出した民主党のケリー上院議員の失言が二○○八年の大統領選びに微妙な影響を与えそうな状況になってきた。同議員は○四年に続き、○八年の有力候補の一人でもあるが、失言が上下両院選挙で優勢に戦いを進める民主党の足を引っ張っただけでなく、その後の対応も後手に回った印象を与えたためだ。

 ケリー議員はカリフォルニア州で、「勉強しないとイラクで苦労する」と演説、兵士を侮辱したと激しい反発を浴びた。同議員は当初、「これはブッシュ大統領を批判した発言だ」と釈明していたが、一日になって「兵士や家族におわびする」と正式に謝罪した。

 中間選挙が終わると、○八年の大統領選に向けた動きが一気に本格化する。民主党内では、「若手のエース」といわれるオバマ上院議員が事実上名乗りを上げているほか、まだ態度を明確にはしていないものの、ヒラリー・クリントン上院議員も意欲的だ。

 一方、○四年の大統領選で民主党の指名を獲得し、ブッシュ大統領と激しく戦ったケリー議員は、○八年大統領選にも強い意欲を持っているとされ、雪辱を期して全米各州を遊説して回っていた。しかし、失言問題で同議員への信頼が失われるのは避けられないとみられ、出馬すら難しくなったのではないかとの観測も浮上している。



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