■特集・米中間選挙
大統領、苦戦候補をてこ入れ−米中間選挙夫人も遊説に奔走【ワシントン31日時事】十一月七日投票の中間選挙は終盤戦を迎え、ブッシュ大統領は苦戦が伝えられる与党・共和党候補のてこ入れに必死だ。遊説では減税やイラク政策をめぐって、野党・民主党を激しく攻撃している。また、ローラ夫人も助っ人として激戦区を奔走している。大統領は三十日、選挙資金違反事件で起訴されたディレイ前共和党下院院内総務の地元テキサス州シュガーランドに入り、後継の女性新人候補を応援。醜聞には一切触れず、「民主党が勝てば、子供一人当たり五百ドル(約五万九千円)の増税になる」などと訴え、演説の大半を民主党批判にあてた。 イラク政策では、批判のトーンを一段と強め、「民主党の目標はイラクから出て行くことだ。同党のやり方ではテロリストが勝ち、米国は負ける」と決め付けた。これに対し、民主党のリード上院院内総務は「大統領は自らの政策の誤りの責任を認めず、疑問を呈する人々を攻撃している」と不快感をあらわにした。 一方、ローラ夫人はこの日、民主党候補と接戦を展開しているペンシルベニア州の共和党上院議員らの応援に駆け付けた。演説では「兵士たちはわれわれの安全を守るために命懸けで頑張っている」と情に訴えて戦争への理解を求めた。 支持率が低迷する大統領と比べ、ローラ夫人には親しみやすいイメージがあり、各候補者から応援要請が相次いでいる。今後もテネシー、オハイオ両州など激戦区を精力的に回る予定だ。 ぺリノ大統領副報道官によると、大統領は激しく競り合っている選挙区を厳選して応援に入ることにしており、最後の二、三日の遊説先は情勢を見て判断するという。
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