米ハリケーン被害

大型ハリケーン、メキシコに接近

23日に米フロリダ州上陸か

 【ニューヨーク20日時事】ハイチなどで少なくとも十三人の死者を出した大型ハリケーン「ウィルマ」は二十日、メキシコ・ユカタン半島東方沖のカリブ海を、速度を落としながら北西に向かって進んでいる。二十一日にユカタン半島に上陸した後、進路を北東に変え、二十三日にも米フロリダ州南西部に上陸する可能性が高い。

 メキシコからの報道によると、同半島の高級リゾート地カンクンでは、間もなく欠航が予想される米国行き航空便に観光客が殺到しているほか、滞在客の避難施設への収容も始まった。またキューバからの報道では、同国東部で住民二十二万人が避難したという。

 米国立ハリケーンセンターによると、十九日に観測史上最大の勢力となったウィルマは、その後勢力をやや弱めたものの、勢力区分で二番目の「カテゴリー4」を維持している。二十一日には再び最強の「カテゴリー5」に発達する見通し。ただ、速度が遅くなっているため、フロリダ州に上陸する時には、カテゴリー3以下になる可能性もある。同州では、ブッシュ知事が非常事態を宣言している。

 米東部時間二十日午後七時(日本時間二十一日午前八時)現在、ウィルマの最大風速は六七メートル、中心部の気圧は九二三ヘクトパスカル。時速約八キロで北西に向かっている。



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