■米ハリケーン被害
被災者の移送進むニューオーリンズ 空挺部隊も到着市内の治安も回復へ【ニューヨーク3日時事】大型ハリケーン「カトリーナ」の直撃から五日たった米ルイジアナ州ニューオーリンズでは三日、これまでのバスに加え、空路や鉄道も使って被災者の移送作戦が展開された。一時は二万五千人が避難して食料不足や衛生状態が限界に達していたフットボール競技場の「スーパードーム」から、同日夜までに全員が新たな避難先に向かった。また数万人が集まっていた市内の会議場からも、避難民の移送がほぼ完了した。 被災者は主にバスで、テキサス州などの各受け入れ都市へ移送されている。同州では二日までに十五万人の被災者を受け入れているが、さらに十万人が流入する見込み。 また、ブッシュ大統領が追加派兵を決めた陸軍第八二空挺(くうてい)部隊の一部もニューオーリンズに到着、週明けには被災地全体で州兵など約五万人が復旧作業や治安維持に当たることになる。市内からは略奪、レイプなどの犯罪発生が伝えられていたが、二日には大量の支援物資も届き、治安の回復が進んでいるもようだ。 この日は、民間航空会社が提供した旅客機も使って、病人、乳児などを優先した移送も本格化。当局者は「一時間当たり八百人が空港を飛び立っている」としている。
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