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シべリア鉄道見聞録

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ウラジオストク駅に入線してきたロシア号

 ウラジオストクからシベリア、ウラルを越えてモスクワに至るシベリア鉄道。特急「ロシア号」は六泊七日をかけて走り抜ける。列車の旅の醍醐(だいご)味は、車窓風景や沿線の街々だけでなく、同じ車室に乗り合わせた人々との出会いにある。幾つかの街で途中下車し、約二週間をかけたシベリア鉄道の旅をリポートする。

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 午前四時十分。「チタ―モスクワ」号は旅の終点、モスクワ―ヤロスラブリ駅に到着した。巨大都市モスクワ。人口一千万人。駅の待合室で、地下鉄が動きだす午前五時まで待つ。戦勝記念日前に郊外に追い出したと新聞で読んだが、駅舎の外には乞食(こじき)が何人も寝ている。
(9日付け本文より)



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